CALMな時間

Everything is made from a dream

 

「私、もうすぐ死ぬんです」

そう患者さんに言われた時、一瞬自分の思考が麻痺した。

 


 こんな言葉を聞くことは覚悟していた。

 最も死が身近な病院で、患者を診なければならない立場なら避けて通る事は出来ない。

 


 軽く患者さんと世間話をしていた途中のこの言葉だが、重い一言だった。

 


 この人は身体的に痛みがある訳では無いが、長い入院生活のストレスも影響しての言葉だったと思われる。

 

 

 

 


 ただ_

 


 心の痛みは

 瞬間的な痛みでは無く、持続的な痛みというのは人を狂わせる。

 

 

 

 そんな時、人は何を考えるか?

その痛みを抑える方法は無いか?耐えるか?

いっそのこと死ぬか?

 


 そんな事が続いたら心は壊れます。

 


 

 俺は「 ~をしましょう」とか強要するような根拠がない文章は憂さ晴らしが多かったりするし、何も解決しないと思ってる。

辛い心の痛みを知らない人ほど決まってそう気休めを言う。

 


でも黙って見ているのも同じだと俺の中では思う。

 

 

 

正しい方法が無いとしても、その痛みを理解しようとする。自分にも似た事があれば共有するのも可能なはず。

 

 

 

その辛さを知らない人ほど逆につまらない人生なんだろうし。

 

 

 

 


俺はこの時、患者さんの心まで診れるようになりたいと思った。

 

 

 

 


 まだまだ青いけど。